2008年10月26日の日曜日 26時40分ぐらい
2つの口の怪物
子供の頃、家から一番近い郵便ポストは口が一つでした。
旧型なのか、あのダウンタウンDXで見るあの丸い形のポスト。
だから四角くて2つ口があるポストは珍しく、
意味も分からないまま適当に入れていました。
そんなことより、自分が気になってたのはポストの中はどうなっているのか?
入れてしまうと二度と取れない闇の中から一体どこへいくのか?
ポストの中に入れると、そのまま地下を通って郵便局に行くという夢は
成長すると共に消えてしまうんですが、また新たな疑問が。
2つ口があるのは右に入れるのと左に入れるのと、どうやって分けているのか?
袋が2つあって、うまく分けられているのか?ずっと謎でした。
何年後かに郵便屋さんがポストを開けて回収する瞬間を見ました。
中は一つの袋だけでした。
2つ口があるのに。
大人はみんな嘘つき、とはよく言ったものです。
真実なんてそんなものなのか、と納得しました。
という話を思い出した、この写真を見てください。
どこにでもある自動販売機とゴミ箱です。
だがしかし、ペットボトルを捨てようとしたときのこれほどにない大きな壁。
真実は郵便ポストのように、この闇の中でしか分からないのです。
しばらく考えて自分が出せた答えは「右に力一杯投げ入れる」でした。
結局子供の時と何も変わっていません。
大人はみんなゴミを分別して分別を身につけていくのかな、と思いました。
注意
※普通のポストは中で分類されてると思います。
※色では選んだわけではありません。情報の近接性から導き出しました。
※あとなんでこんなしんみりしてるんですか?秋だからですか?